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旧第434条(連帯債務者の一人に対する履行の請求)


【改正法】
削除
【旧法】
(連帯債務者の一人に対する履行の請求)
第434条 連帯債務者の一人に対する履行の請求は、他の連帯債務者に対しても、その効力を生ずる。

※上記赤字の部分が改正部分です。

【解説】

この部分は、旧法434条(連帯債務者の一人に対する履行の請求)の規定の削除ということになります。

改正法は、連帯債務の絶対的効力事由を削減しています。旧法434条も、その一つということになります。

旧第434条は、連帯債務者の一人に対する履行の請求を絶対的効力事由とし、他の連帯債務者に対しても効力を生ずるとしていました。しかし、それでは連帯債務者の一人に対して請求した場合、他の連帯債務者は、その請求があったことを知らないこともあるので、他の連帯債務者が知らない間に履行遅滞に陥るという不測の損害を受ける可能性があるからです。

したがって、この規定を削除したということは、連帯債務者の一人に対する履行の請求は、他の連帯債務者に対しては効力を生じず、相対的効力事由になったということになります。