担保とは


【解説】

1.担保とは

「担保」とは何か?この意味はご存知の方も多いかと思いますが、分かりやすい言葉で説明するのはなかなか難しい言葉ですね。

私は、最近は「担保」は「確保」と読み替えて下さい、と説明しています。

「担保」という言葉で、一番みなさんが思いつくのは、担保物権の一種である抵当権、あるいは保証人などではないかと思います。

他にも法律用語として分かりにくい、売買等の場合の「担保」責任というのもあります。

これらを通して、「担保」をズバリ一番分かりやすく言い直しているのが、「確保」だというのが、現在の私の説明の仕方です(今後変わるかもしれませんが…)

もう少し、詳しく説明しますと、抵当権や保証人は「担保」の一種というのは、分かりやすいと思います。債権者がお金を貸すときに、返済が確実に行われるように設定するのが、抵当権や保証人です。

つまり、債権あるいは返済を「確保」しようというわけです。

次に、売買の場合の売主の「担保」責任というのがあります。この売主の「担保」責任の代表選手は、瑕疵担保責任でしょう。

売主が売却した物に欠陥があった場合に、買主は売主に対して契約の解除や損害賠償請求ができるというものです。

つまり、売主は自分が売却した物について、一定の品質を「確保」する必要があるわけです。この品質を「確保」する責任が「担保」責任という理解です。

これで、「担保」の意味を理解して、人に説明できるようになりましたか?


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