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【宅建通信学院】学習アドバイスメール

ここ数日、寒さが和らいでいますが、また寒波が来そうなので、みなさんも体調の管理には気を付けて下さい。

さて、本日の内容ですが、受講生の方の多くは、社会人でなんらかの形でお仕事など、勉強以外のことに多くの時間を取られていると思います。

仕事が忙しくて、なかなか学習時間が取れない!という方が多いのではないかと思います。

私が思うに、社会人になってからの勉強は、勉強の内容そのものよりも、勉強時間を確保するのが勝負だと思います。

宅建試験も、最近は難しくなってきましたが、法律系の国家試験では、登竜門的位置付けで、初めて法律を勉強される方も多い試験です。

それでも合格される方も多くいます。

しっかりと勉強時間さえ取れれば、十分合格できる試験です。

でも、「時間がない」ということで、合格に至らない人も、一方で多くいます。

「勉強時間を取る」→「勉強して理解する」→「合格する」という流れですが、真ん中の「勉強して理解する」というが重要だと考える人が多いと思いますが、私に言わせると、これはある意味で、誰でもできると思います。

テキスト等も、誰でも理解できるように書いているつもりです。

ということは、合格できるかどうかは、ひとえに「勉強時間を取る」という部分だと思います。

これさえできれば、ほとんどの方は合格できます。

私が資格学校で教えていたときの経験ですが、たとえば会社員の方で、一度私の講義を聴いていて、そのときはさっぱりダメで、もちろん不合格になった人が、何年かして、また私の講義を受けにきたという人が結構います。

話を聞いてみると、前に私の講義を聞いていたが、仕事が忙しくて、全然勉強できなかったが、今回はある事情で会社を辞めて、とにかく宅建を取って次の仕事を探したいというパターンです。

この人は、今回は時間はたっぷりあります。

現在仕事をしていないからです。

このような人はしっかりとゆとりを持って合格します。

100%と言っていいほど合格します。

この人の場合、前回の不合格と、今回の合格を分けるものは、勉強時間以外にはありません。

同一人物なわけですらか、能力的な差があるわけではない。

むしろ、何年か経っているので、年を取った分、記憶力も少し落ちていると言えなくもない。

要するに、合格=時間です。

みなさんは、勉強内容のことを気にするのでしょうが、毎年毎年受験生を見ている私の立場から言うと、勉強の中身なんて誰でもできます。

合格するかどうかは、「時間を取った」かどうかで決まります。

受験生の実際の勉強時間というのは、本人も時間を測りながら勉強しているわけではないので、正確には分かりませんが、神様の目から見て、嘘偽りのない勉強時間というのが測定できると仮定すると、勉強時間の多い順に15%の人が合格しているというのが実情だと思います。

もちろん、本人の能力的な違いもあるし、勉強の仕方の善し悪しもあるので、絶対ではないでしょう。

しかし、おおむね勉強時間と合格率は比例するはずです。

まして、みなさんはこのメールのように、当学院の通信講座を受けているわけですから、勉強方法などの「方向性」については、間違いがありません。

「方向性」に疑問が生じたら、私にメールで「質問」すればいいだけです。

要するに、社会人になってからの勉強は、「勉強の中身を考える」ことなどよりも、「学習時間を確保する方法を考える」のが勉強です。

会社員の方などは、会社に時間を拘束されているわけですから、物理的に時間が取れないということはよく分かります。

しかし、多忙な会社員生活を送りながら、合格する人が多いのも事実です。

そこで、学習時間を確保する方法を「考えて」下さい。

時間確保の方法を「考える」のが勉強そのものです。

ということで、本日は一つだけ、ご提案してみましょう。

これは、あくまで私の意見で、性格的に今から書く話は、「自分には合わない」という人もいるでしょう。

それは、それで結構です。ご自身に合った方法を「考えて」下さい。

仕事が忙しい方は、会社員などは典型ですが、先ほど書きましたように、物理的に会社に時間を拘束されています。

しかし、1週間の間「全く」時間が取れないという人も珍しいのではないでしょうか。

土曜・日曜、あるいは土曜・日曜のいずれかは、時間が取れる人が大半でしょう。

そこで、「頑張って土曜・日曜に集中して勉強しよう!」と考えるんですね。

それでできる人は、それでいいと思います。

でも、これが意外に難しいのではないでしょうか。

「今度の土曜・日曜」というのが、なかなか勉強できない。

平日、仕事で忙しい方は、土曜・日曜は家族サービスもしないといけないということで、勉強は「今度の土曜・日曜」ということになって、永久に「今度の土曜・日曜」が来ないということになりかねません。

私がお勧めしたいのは、毎日少しずつでも勉強時間を取ることです。

寝る前にテキスト1ページでも、問題を1問でも結構なので、勉強して下さい。

仕事で夜遅くなった。

「今日は疲れた。」

「明日から」となります。

これでは、同じことの繰り返しです。

仕事で遅くなったときでも、飲んで帰ってきたときでも、寝る前にテキストを開いて下さい。

1ページでなくてもいいですよ。

結果として、本を開いて2~3行で寝てしまったでもいいです。

毎日、「本を開く」という「行為」が重要です。

毎日継続していると、ちょっと時間のある日は、そのままの勢いというのか、流れで多くの勉強ができます。

今日は、家に早く帰れた、という場合は、毎日「本を開く」という流れで、30分勉強できる日もあるでしょうし、2~3時間勉強できる日もあるはずです。

土曜・日曜でも、毎日「本を開く」習慣があれば、家族サービスで遊びに行った日でも、夜には2~3時間でも勉強できるはずです。

これが、「今度の土曜・日曜から」と思っていると、せっかくの土曜・日曜で、2~3時間勉強できるはずだったときでも、「まあ、今日は家族サービスをしたので、『今度の土曜・日曜』から勉強しよう!」という流れになるんです。

また、休みの日に「まとめて」というより、毎日可能な範囲で勉強した上で、休みの日(時間の取れる日)にまとめて勉強した方が「調子が出る」と思います。

しばらく、勉強していないと、調子が出てきたときに、勉強が終わってしまうということになりかねません。

人によっては、チマチマ勉強するよりは、「まとめて」時間を取った方が、性格的に自分には合っているという人もいるでしょう。

それは、それで自己責任で勉強すればいいと思います。

ただ、それが言い訳にならないようにして下さい。

私としては、本日書いた内容が「お勧め」です。

言い古されたことですが、「継続は力なり」です。

ということで、本日は、学習時間を取る方法を「考える」のが、勉強そのものですよ、という話をしました。

以上