下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

宅建 過去問解説 令和7年 問50

【問 50】 建物の構造と材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1 鋼材の素材の鋼は、鉄や炭素などの成分を含んでおり、炭素量が多いものほど、軟質で強度が小さい。

2 鋼材は、熱に弱く、さびやすいので、耐火や防錆の処理を施す必要がある。

3 鋼材は、強度が高く、粘りがあり、比較的小さな断面部材で荷重に耐えることができる。

4 鋼材の素材の鋼の密度は、木材やコンクリートに比べて大きい。

【解答及び解説】

【問 50】 正解 1

1 不適当。鋼材の素材の鋼は、鉄や炭素などの成分を含んでいるという点は正しいが、炭素量が多いものほど、硬質で強度が「大きい」。

2 適当。鋼材は、不燃材料ではあるが、熱に弱く、さびやすいので、耐火や防錆の処理を施す必要がある。
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3 適当。鋼材は、強度が高く、粘り(靭性)があり、比較的小さな断面部材で荷重に耐えることができる。

4 適当。密度は、単位体積あたりの質量であり、鋼材の素材の鋼の密度は、木材やコンクリートに比べて大きくなる。


【解法のポイント】本問は、鉄骨造のところで、勉強する内容ですが、その知識で十分解答できたのではないかと思います。