下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。
宅建 過去問解説 令和６年 問48
【問 48】 次の記述のうち、正しいものはどれか。
１ 令和6年地価公示（令和6年3月公表）によれば、令和5年1月以降の1年間の地価の動向は、三大都市圏・地方圏ともに、全用途平均・住宅地・商業地のいずれも3年連続で上昇した。
２ 令和4年度宅地建物取引業法の施行状況調査（令和5年10月公表）によれば、令和5年3月末における宅地建物取引士の総登録者数は、200万人を超えている。
３ 令和5年住宅・土地統計調査住宅数概数集計（速報集計）結果（令和6年4月公表）によれば、令和5年10月1日現在における賃貸・売却用及び二次的住宅（別荘など）を除く空き家は、900万戸に達している。
４ 建築着工統計（令和6年1月公表）によれば、令和5年の新設住宅着工戸数は90万戸を超え、3年連続で増加した。
【解答及び解説】
【解法のポイント】この問題は、肢2と肢3が初出題ですが、肢3は数字も問うており、なかなか厳しい問題でした。肢2の宅地建物取引士の登録者数は、「宅地建物取引士」の試験ですから、今後も出題されるでしょう。しかし、正解肢の肢1は定番の問題です。肢1で唯一ネックになったのは、「3年連続」の部分でしょうか。
【問 48】 正解 1
１ 正しい。令和6年地価公示によれば、令和5年1月以降の1年間の地価の動向は、三大都市圏・地方圏ともに、全用途平均・住宅地・商業地のいずれも3年連続で上昇している。
２ 誤り。令和４年度においては、新たに29,491人が都道府県知事へ宅地建物取引士の登録をしており、これにより総登録者数は約115万人となっている。
３ 誤り。令和5年住宅・土地統計調査によれば、空き家数のうち、「賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家」は「385万戸」である。900万戸に達しているのは、総住宅数のうちの空き家数である。
４ 誤り。令和5年の新設住宅着工戸数は、「約82万戸」であり、90万戸を超えていない。また、この数字は、3年「ぶり」の「減少」である。