下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。
宅建 過去問解説 平成30年 問50
【問 50】 建築物の構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1 木造建物を造る際には、強度や耐久性において、できるだけ乾燥している木材を使用するのが好ましい。
2 集成木材構造は、集成木材で骨組を構成したもので、大規模な建物にも使用されている。
3 鉄骨構造は、不燃構造であり、耐火材料による耐火被覆がなくても耐火構造にすることができる。
4 鉄筋コンクリート構造は、耐久性を高めるためには、中性化の防止やコンクリートのひび割れ防止の注意が必要である。
【解答及び解説】
【解法のポイント】「建物」の問題は、時として非常に難解な問題が出題されますが、本問は素直な問題です。
【問 50】 正解 3
1 適切。木造建築物の主要な材料である木材は、含水率が少ないほうが強度や耐久性が強く、できるだけ乾燥している木材を使用するのが好ましい。
2 適切。集成木材構造は、単板等を積層した集成木材で骨組を構成したもので、大規模な建物にも使用されている。
3 不適切。鉄骨構造は、不燃構造ではあるが、火熱による耐力の低下が大きいので、耐火材料による耐火被覆がなければ耐火構造にすることができない。
4 適切。鉄筋コンクリート構造は、コンクリートの中性化やひび割れが起きやすいので、耐久性を高めるためには、中性化の防止やコンクリートのひび割れ防止の注意が必要である。