下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。
宅建 過去問解説 平成29年 問13
【問 13】 建物の区分所有等に関する法律に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1 管理者は、少なくとも毎年1回集会を招集しなければならない。
2 区分所有者の5分の1以上で議決権の5分の1以上を有するものは、管理者に対し、会議の目的たる事項を示して、集会の招集を請求することができるが、この定数は規約で減ずることはできない。
3 集会の招集の通知は、区分所有者が管理者に対して通知を受け取る場所をあらかじめ通知した場合には、管理者はその場所にあててすれば足りる。
4 集会は、区分所有者全員の同意があれば、招集の手続を経ないで開くことができる。
【解答及び解説】
【問 13】 正解 2
1 正しい。管理者は、少なくとも毎年1回集会を招集しなければならない。
*区分所有法34条2項
2 誤り。区分所有者の5分の1以上で議決権の5分の1以上を有するものは、管理者に対し、会議の目的たる事項を示して、集会の招集を請求することができる。ただし、この定数は、規約で減ずることが「できる」。
*区分所有法34条3項
3 正しい。集会の招集通知は、区分所有者が管理者に対して通知を受けるべき場所を通知したときはその場所にあててすれば足りる。
*区分所有法35条3項
4 正しい。集会は、区分所有者全員の同意があるときは、招集の手続を経ないで開くことができる。
*区分所有法36条
【解法のポイント】区分所有法の問題は、特にポイントを絞らず、区分所有法全体を問う問題も結構多くありますが、本問は「集会の招集」にポイントが絞ってあります。いずれも、基本的な条文そのままの問題で、簡単な問題だったと思います。