下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。
宅建 過去問解説 平成28年 問50
【問 50】 建築物の構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
１ 鉄骨造は、自重が大きく、靱性が小さいことから、大空間の建築や高層建築にはあまり使用されない。
２ 鉄筋コンクリート造においては、骨組の形式はラーメン式の構造が一般に用いられる。
３ 鉄骨鉄筋コンクリート造は、鉄筋コンクリート造にさらに強度と靭性を高めた構造である。
４ ブロック造を耐震的な構造にするためには、鉄筋コンクリートの布基礎及び臥梁により壁体の底部と頂部を固めることが必要である。
【解答及び解説】
【解法のポイント】建物の問題は、ときとして難解な問題が出題されますが、今年の問題は、基本的な内容でした。このようなときは、確実に正解しておくことが必要です。
【問 50】 正解 １
１ 不適当。鉄骨造は、自重が「小さく」、靱性が「大きい」ことから、大空間の建築や高層建築に「使用される」。
２ 適当。鉄筋コンクリート造において用いられる最も一般的な骨格の形式は、ラーメン式の構造である。
３ 適当。鉄骨鉄筋コンクリート造は、鉄骨と鉄筋コンクリートを組み合わせた構造で、鉄筋コンクリート造にさらに強度と靭性を高めた構造である。
４ 適当。ブロック造は、耐震性は高くなく、耐震的な構造にするためには、鉄筋コンクリートの布基礎及び臥梁により壁体の底部と頂部を固めることが必要である。