下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

宅建 過去問解説 平成23年 問50

【問 50】 建築物の構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1 ラーメン構造は、柱とはりを組み合わせた直方体で構成する骨組である。

2 トラス式構造は、細長い部材を三角形に組み合わせた構成の構造である。

3 アーチ式構造は、スポーツ施設のような大空間を構成するには適していない構造である。

4 壁式構造は、柱とはりではなく、壁板により構成する構造である。

【解答及び解説】

【問 50】 正解 3

1 適当。ラーメン構造は、柱とはりを組み合わせた直方体で構成する骨組で、柱とはりで外力に抵抗する構造である。

2 適当。トラス式構造は、細長い部材を三角形に組み合わせた構成の構造で、鉄骨造などで使われる。

3 不適当。アーチ構造は、曲線状の架構で構成する構造であり、スポーツ施設のような大空間を構成するのにも適している。

4 適当。壁式構造は、柱とはりではなく、壁板により建物を支える構造である。


【解法のポイント】この問題の、ラーメン構造、トラス式構造、アーチ構造、壁式構造というのは、宅建試験では初めて出てきた言葉ではないかと思います。その点では、間違えても仕方のない問題だと思います。しかし、これらの言葉は、建築用語としては基本的なものなので、今後は出題されることもあるかと思います。