下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。
宅建 過去問解説 平成22年 問24
【問 24】 不動産取得税に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
１ 生計を一にする親族から不動産を取得した場合、不動産取得税は課されない。
２ 交換により不動産を取得した場合、不動産取得税は課されない。
３ 法人が合併により不動産を取得した場合、不動産取得税は課されない。
４ 販売用に中古住宅を取得した場合、不動産取得税は課されない。
【解答及び解説】
【問 24】 正解 ３
１ 誤り。不動産取得税については、生計を一にする親族から不動産を取得した場合に、特に非課税とする特例はなく、不動産取得税が課税される。
＊地方税法73条の７参照
２ 誤り。交換というのは、不動産の有償取得であり、不動産取得税が課税される。
＊地方税法73条の２第１項
３ 正しい。法人が合併により不動産を取得した場合は、形式的な所有権の移転であり、不動産取得税は課税されない。
＊地方税法73条の７第２号
４ 誤り。販売用の中古住宅の取得であっても、通常の不動産の取得にあたり、特に非課税とする特例もないので、不動産取得税が課税される。
＊地方税法73条の２第１項
【解法のポイント】本年は、地方税が出題されるとしたら、不動産取得税の可能性が高いと思っていたんですが、そのとおりの出題でしたね。内容的には平易なものでした。