下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

宅建 過去問解説 平成18年 問50

【問 50】 次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1 山地とは、傾斜が急で、表土の下に岩盤又はその風化土が現れる地盤である。

2 丘陵・段丘とは、地表面は比較的平坦であり、よく締まった砂礫・硬粘土からなり、地下水位は比較的深い地盤である。

3 扇状地とは、山地から河川により運ばれてきた砂礫等が堆積し、平坦地になった地盤である。

4 自然堤防とは、河川からの砂や小礫の供給が少ない場所に形成され、細かい粘性土や泥炭などが堆積した地盤である。

【解答及び解説】

【問 50】 正解 4

1 正しい。山地とは、平地に対比され、周囲より大きい起伏・傾斜のある高まりで、表土の下に岩盤又はその風化土が現れる。

2 正しい。丘陵とは、山地と平野の間にあって起伏の比較的少ない高まりであり、段丘は平坦面と急崖が階段状に連続する地形である。いずれも地表面は比較的平坦であり、よく締まった砂礫・硬粘土からなり、水はけもよく、地下水位は比較的深い。

3 正しい。扇状地とは、山地から河川により運ばれてきた砂礫等が堆積し、山地の末端部から平野部への川の出口等に扇状に広がる地形である。

4 誤り。自然堤防とは、低地の河川沿いに、過去の洪水による堆積土砂で形成された微高地である。問題文は、後背湿地の定義である。


【解法のポイント】最近は、「土地」の問題は、過去問を勉強していれば対応できる問題が多いですね。正解肢の肢4も過去に出題されており、正解を導けたと思います。