宅建 過去問解説 平成14年 問48

【問　48】　宅地建物の統計等に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

１　平成21年の地価公示（平成21年３月公表） によれば， 平成20年１年間の全国の地価の状況を概観すると，住宅地・商業地とも前回の上昇から下落に転じた。

２　建築着工統計（国土交通省）によれば、平成20年の新設住宅着工戸数は、前年比3.1％増で、そのうち、持家、分譲住宅とも前年に比べ増加したが、貸家は減少している。

３　平成20年版土地白書 (平成20年６月公表) によれば，平成18年の宅地供給量は全国で6,000haとなっており，前年に比べ増加した。

４　平成20年度国土交通白書 (平成21年４月公表) によれば，平成20年３月末現在における宅地建物取引業者数は約15万業者となっており，前年度に比べ増加した。

【問　48】　正解　１

１　正しい。平成21年１月１日時点の地価公示によると、平成20年１月以降の１年間の地価は、全国平均で見ると、前回の上昇から一転して、住宅地・商業地を含め全ての用途で下落した。

２　誤り。平成20年の新設住宅着工戸数は、前年比では3.1％増であるという点は正しい。そして、持家は前年比で1.2％増、分譲住宅は前年比1.8％増となっているが、貸家も前年比で5.2％増となっている。

３　誤り。平成20年版土地白書によれば，平成18年の宅地供給量は全国で6,000haとなっているという点は正しいが、これは対前年度比1.6％減であり、前年に比べ減少している。

４　誤り。平成20年３月末現在における宅地建物取引業者数は約13万業者となっており，前年度に比べ減少している。