下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。
宅建 過去問解説 平成12年 問46
【問 46】 宅地建物の統計等に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
１ 地価公示 (平成21年３月公表) によれば、平成20年１年間の全国の地価の概況は、住宅地については、大都市圏、地方圏とも、すべての地域で下落幅が縮小した。
２ 土地白書（平成20年６月公表）によれば，全国の売買による土地の所有権移転登記の件数は，平成12年から平成19年まで，毎年，前年比で減少を続けている。
３ 住宅着工統計（国土交通省）によれば，平成20年１年間の新設住宅着工戸数は，対前年比3.1パーセント減で，２年連続の減少となった。
４ 平成20年度における指定流通機構の新規登録件数は売り物件及び賃貸物件の合計で約413万件に達している。
【解答及び解説】
【解法のポイント】本問は、定番の「地価公示」と「新設住宅着工戸数」以外の問題である「所有権移転登記の件数」と「指定流通機構」も非常に出題頻度の高い統計です。しっかり復習しておいて下さい。
【問 46】 正解 ４
１ 誤り。平成21年１月１日時点の地価公示によると、平成20年１月以降の１年間の地価は、全国平均で見ると、住宅地・商業地を含め全ての用途で下落した。このうち、住宅地は、大都市圏では前年の上昇から下落に転じ、地方圏では下落幅が拡大した。
２ 誤り。土地白書によれば、全国の売買による土地の所有権移転登記の件数は、平成12年から平成19年まで減少している傾向があるが、平成15年に一度わずかに増加しており、毎年減少しているわけではない。
３ 誤り。平成20年の新設住宅着工戸数は、前年比では3.1％増となり，２年ぶりの増加となった。
４ 正しい。平成20年度における指定流通機構の新規登録件数は売り物件及び賃貸物件の合計で、4,136,641件となっている。