下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。
宅建 過去問解説 平成11年 問1
【問 1】 次の記述のうち、民法の規定によれば、誤っているものはどれか。
1 満18歳に達した者は、成年とされる。
2 満15歳に達した者は、父母の同意を得て、婚姻をすることができる。
3 法改正により削除
4 満15歳に達した者は、父母の同意を得なくても、遺言をすることができる。
【解答及び解説】
【問 1】 正解 2
1 正しい。18歳をもって、成年とする。
*民法4条
2 誤り。男女とも18歳にならなければ、婚姻をすることができない。
*民法731条
3 法改正により削除
4 正しい。15歳に達した者は、遺言をすることができる。このとき、父母の同意は不要である。
*民法961条
【解法のテクニック】この問題は、ちょっとギョッとするくらい簡単ですね。宅建の問題は、問1から最初の何問かは、難しい問題を並べて、受験生をびっくりさせるということがよくあります。こういうことは、たまにありますので、本試験のときは、難しい問題が最初に並んでいても、パニックに陥らないことが重要です。後に簡単な問題が出てきますので、パニックに陥って、後の簡単な問題を落とすのが非常に怖い。逆に、この問題のように、最初に簡単な問題が出ても油断してはいけません。後の方に難しくて時間のかかる問題が固まっていることがあります。ある程度、全体でバランスを考えているものです。