下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。
宅建 過去問解説 平成9年 問26
【問 26】 固定資産税に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1 固定資産税の課税客体は、土地、家屋及び償却資産である。
2 固定資産税の標準税率は0.3/100である。
3 固定資産税と都市計画税とは、あわせて賦課徴収することができる。
4 固定資産課税台帳に登録された事項に関する審査の申出は、固定資産評価審査委員会に対して行うことができる。
【解答及び解説】
【問 26】 正解 2
1 正しい。固定資産税は、固定資産に対して課税されるが、固定資産とは、土地、家屋及び償却資産を指す。
*地方税法341条1号
2 誤り。固定資産税の標準税率は、100分の1.4とする。
*地方税法350条1項
3 正しい。固定資産税と都市計画税は、いずれも市町村税であり、市町村は、固定資産税を賦課し、及び徴収する場合においては、都市計画税をあわせて賦課し、及び徴収することができる。
*地方税法364条10項
4 正しい。固定資産税の納税者は、その納付すべき当該年度の固定資産税に係る固定資産について固定資産課税台帳に登録された価格について不服がある場合においては、文書をもって、固定資産評価審査委員会に審査の申出をすることができる。
*地方税法432条1項
【解法のポイント】本問は肢2が正解で、あまりに簡単なんでビックリする問題です。ちなみに、固定資産税の税率は、「石」(1.4)に「固定」と覚えます。