下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

宅建 過去問解説 平成1年 問41

【問 41】 登録に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

1 破産者は、復権後5年を経過しないと、登録を受けることができない。

2 執行猶予つきの懲役の刑に処せられた者は、執行猶予期間満了の日から5年を経過しないと、登録を受けることができない。

3 未成年者は、成人に達しないと、登録を受けることができない。

4 不正の手段により宅地建物取引業の免許を取得したとして、その免許を取り消された者は、当該免許取消しの日から5年を経過しないと、登録を受けることができない。

【解答及び解説】

【問 41】 正解 4

1 誤り。破産者で復権を得ないものは登録を受けることはできないが、復権を得れば5年を待たずに登録を受けることができる。
*宅地建物取引業法18条1項3号

2 誤り。執行猶予つきの刑に処せられた者は、執行猶予期間中は登録を受けることができないが、刑の執行猶予の言渡しを取り消されることなく猶予の期間を経過したときは、刑の言渡しは、効力を失うので、執行猶予期間満了の翌日から登録を受けることができる。
*宅地建物取引業法18条1項5号

3 誤り。宅地建物取引業に係る営業に関し成年者と同一の行為能力を有しない未成年者は登録を受けることはできないが、成年者と同一の行為能力を有する未成年者等は登録を受けることができる。
*宅地建物取引業法18条1項1号

4 正しい。不正の手段により宅地建物取引業の免許を取得したこと等により宅地建物取引業の免許を取り消され、その取消しの日から5年を経過しない者は登録を受けることはできない。
*宅地建物取引業法18条1項4号


【解法のポイント】宅地建物取引業者の免許の基準と、宅地建物取引士の登録の基準は、ほんとによく出題されます。両者が混乱しないように、しっかり押さえておいて下さい。