下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

宅建 過去問解説 平成1年 問22

【問 22】 防火地域又は準防火地域内における建築物の制限に関する次の記述のうち、建築基準法の規定によれば、誤っているものはどれか。

1 法改正により削除

2 法改正により削除

3 防火地域内にある広告塔で、高さが3mを超えるものは、その主要な部分を不燃材料で造り、または覆わなければならない。

4 建築物が防火地域及び準防火地域にわたる場合においては、その面積の大きい地域内の建築物に関する規定を適用する。

【解答及び解説】

【問 22】 正解 4

1 法改正により削除

2 法改正により削除

3 正しい。防火地域内にある看板、広告塔、装飾塔その他これらに類する工作物で、建築物の屋上に設けるもの又は高さ3メートルを超えるものは、その主要な部分を不燃材料で造り、又は覆わなければならない。
*建築基準法66条

4 誤り。建築物が防火地域及び準防火地域にわたる場合においては、その全部について防火地域内の建築物に関する規定を適用する。
*建築基準法65条2項


【解法のポイント】防火地域及び準防火地域に関する問題は、建築基準法の出題ではポピュラーなものです。建築確認と同じように、しっかり要件となる数字を覚え、具体的な事例に当てはめられるようにして下さい。なお、肢4については、異なる地域にまたがる場合の問題ですが、いろいろなパターンがありえますが、要するに、延焼のおそれがあるので、「厳しい方の地域」の規制を行うということです。