下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

マンション管理士 過去問解説 令和3年 問42

【問 42】 マンションの計画に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。

1 片廊下型の住棟において、住戸のプライバシーに配慮し、共用廊下を住戸から離して設置した。

2 片廊下型の住棟において、採光に配慮し、居室数の多い大型住戸を端部に、居室数の少ない小型住戸を中間部に配置した。

3 2階建ての共同住宅(メゾネット型の住戸はなく、各階の居室の床面積の合計がそれぞれ250㎡)において、2階から避難階である1階に通ずる直通階段を1つ設けた。

4 共用ゴミ置き場は、防犯の観点から、道路からの見通しが確保できる場所に設けた。

【解答及び解説】

【問 42】 正解 3

1 適切。片廊下型の住棟において、住戸は共用廊下に面していることから、住戸のプライバシーに配慮し、共用廊下を住戸から離して設置することは適切である。

2 適切。片廊下型の住棟において、採光に配慮し、居室数の多い大型住戸を端部に、居室数の少ない小型住戸を中間部に配置することは適切である。

3 不適切。建築物の避難階以外の階が共同住宅の用途に供する階でその階における居室の床面積の合計が100㎡を超えるものは、その階から避難階又は地上に通ずる2以上の直通階段を設けなければならない。したがって、本肢の場合、直通階段は2以上設けなければならない。
*建築基準法施行令121条1項5号

4 適切。共用ゴミ置き場は、防犯の観点から、道路からの見通しが確保できる場所に設けることは適切である。
*防犯に配慮した共同住宅に係る設計指針


【解法のポイント】本問の正解肢の肢3は、過去問で何度か出題されています。正解して欲しい問題です。