下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

マンション管理士 過去問解説 令和元年 問42

【問 42】 マンションの各部の計画に関する次の記述のうち、下線部の数値が適切でないものはどれか。

1 車いす使用者の利用する平面駐車場において、1台当たりの駐車スペースの幅を、3.5mとした。

2 高低差が50mmある共用部分の傾斜路の勾配を、1/8とした。

3 住戸の床面積の合計が200㎡の階において、両側に居室がある共用廊下の幅を、1.6mとした。

4 屋外に設ける避難階段の出口から道又は公園、広場その他の空地に通ずる通路の幅員を、1.4mとした。

【解答及び解説】

【問 42】 正解 4

1 適切。不特定かつ多数の者が利用し、又は主として高齢者、障害者等が利用する駐車場を設ける場合には、そのうち一以上に、車椅子使用者用駐車施設を一以上設けなければならないが、その車椅子使用者用駐車施設は、幅は、350cm以上としなければならない
*バリアフリー法施行令17条2項1号

2 適切。移動等円滑化経路を構成する傾斜路の勾配は、12分の1を超えないこと。ただし、高さが16cm以下のものにあっては、8分の1を超えないこと。本肢は高低差が5cmであるから、「1/8」は適切である。
*バリアフリー法施行令18条2項4号ロ

3 適切。共同住宅の住戸の床面積の合計が100㎡を超える階における共用のもので、両側に居室がある共用廊下の幅は、1.6m以上としなければならない。
*建築基準法施行令119条

4 不適切。敷地内には、屋外に設ける避難階段の出口から道又は公園、広場その他の空地に通ずる幅員が「1.5m」以上の通路を設けなければならない。
*建築基準法施行令128条


【解法のポイント】本問は、「数字」を問う問題ですが、過去問に出題されている内容ですので、正解したい問題です。