下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。
マンション管理士 過去問解説 令和元年 問39
【問 39】 設計監理方式で実施したマンションの大規模修繕工事に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
１ 施工者が、工事工程計画、仮設計画、品質管理計画などの計画を作成した。
２ 管理組合が主催者となって工事説明会を開催し、施工者と工事監理者が説明を行った。
３ 工事監理者は、引渡し後に工事監理に関する瑕疵が判明した場合に対応するため、特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律（平成19年法律第66号）に基づき、保険法人と住宅瑕疵担保責任保険契約を締結した。
４ 工事完了時に竣工検査として、施工者検査、工事監理者検査、管理組合検査の順に行った。
【解答及び解説】
【解法のポイント】大規模修繕工事の依頼の方式に関して、設計監理方式に絞って問われています。このあたりはどのテキストにも載っていると思うので、確認しておいて下さい。
【問 39】 正解 ３
１ 適切。設計監理方式においても、工事工程計画、仮設計画、品質管理計画などの計画を作成するのは、施工者である。
２ 適切。工事説明会は、基本的な工事内容については、工事監理者が説明し、具体的な実施内容、工事工程等については、施工会社が説明するとともに、工事監理者が補完する。この工事説明会の主催者はあくまで、管理組合である。
３ 不適切。特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律に基づき、保険法人と住宅瑕疵担保責任保険契約を締結するのは、工事監理者ではなく、工事施工会社である。
４ 適切。工事完了時に竣工検査の順番は、施工者検査、工事監理者検査、管理組合検査の順である。