下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

マンション管理士 過去問解説 平成30年 問50

【問 50】 マンション管理適正化法の規定によれば、次の記述のうち、正しいものはどれか。

1 「マンション管理業」とは、管理組合から委託を受けて管理事務を行うものであり、マンションの区分所有者等が当該マンションについて行うものも含む。

2 「マンション管理業者」とは、国土交通省に備えるマンション管理業者登録簿に登録を受けて、マンション管理業を営む者をいう。

3 「管理組合」は、マンションの管理を行う区分所有法第3条に規定する団体に限られる。

4 「マンション管理士」とは、国土交通大臣(指定登録機関が登録の実務に関する事務を行う場合は指定登録機関)の登録を受け、マンション管理士の名称を用いて、専門的知識をもって、管理組合の運営その他マンションの管理を行うことを業務とする者をいう。

【解答及び解説】

【問 50】 正解 2

1 誤り。マンション管理業とは、管理組合から委託を受けて管理事務を行う行為で業として行うものであるが、マンションの区分所有者等が当該マンションについて行うものを「除く」とされている。
*マンション管理適正化法2条7号

2 正しい。マンション管理業者とは、国土交通省に備えるマンション管理業者登録簿に登録を受けてマンション管理業を営む者をいう。
*マンション管理適正化法2条8号

3 誤り。管理組合とは、マンションの管理を行う区分所有法第3条若しくは「第65条に規定する団体」(団地管理組合)又は「区分所有法第47条第1項に規定する法人」(管理組合法人)をいう。
*マンション管理適正化法2条3号

4 誤り。マンション管理士とは、国土交通大臣の登録を受け、マンション管理士の名称を用いて、専門的知識をもって、管理組合の運営その他マンションの管理に関し、「管理組合の管理者等又はマンションの区分所有者等の相談に応じ、助言、指導その他の援助」を行うことを業務とする者をいう。「マンションの管理」を行うことを業務とする者ではない。
*マンション管理適正化法2条5号


【解法のポイント】この問題も非常に基本的なものです。