下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

マンション管理士 過去問解説 平成25年 問37

【問 37】 マンションの長期修繕計画の作成に関する次の記述のうち、「長期修繕計画作成ガイドライン及び同コメント」(平成20年6月国土交通省公表)及び「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」(平成23年4月国土交通省公表)によれば、適切でないものはどれか。

1 外壁塗装やシーリング材などに耐久性の高い材料が使われているので、外壁塗装等の修繕周期を14年として計画した。

2 長期修繕計画の見直しは、大規模修繕実施前の調査結果を参考にするために、12年ごととした。

3 既存のマンションの長期修繕計画を見直すに当たり、計画期間を30年として計画した。

4 30階建てのマンションの修繕工事費の算定において、仮設工事のための費用を一般的な中高層マンションに比べて多めに見積もった。

【解答及び解説】

【問 37】 正解 2

1 適切。外壁塗装等の修繕周期は12~15年とされている。外壁塗装やシーリング材などに耐久性の高い材料が使われているのであれば、14年とすることも適切である。
*長期修繕計画作成ガイドライン

2 不適切。長期修繕計画の見直しは、5年とされているので、12年というのは不適切である。
*長期修繕計画作成ガイドライン

3 適切。長期修繕計画の計画期間は、新築、既存のマンションを問わず、30 年以上で、かつ大規模修繕工事が2回含まれる期間以上とされている。
*長期修繕計画作成ガイドライン

4 適切。超高層マンション(一般に20階以上)は、外壁等の修繕のための特殊な足場が必要となるほか、共用部分の占める割合が高くなる等のため、修繕工事費が増大する傾向にあることから、30階建てのマンションの修繕工事費の算定において、仮設工事のための費用を一般的な中高層マンションに比べて多めに見積もったことは適切である。
*マンションの修繕積立金に関するガイドライン


【解法のポイント】この問題は、年数が出てくるので、難しい感じの問題ですが、正解肢の肢2は標準管理規約でも勉強するので、正解は導けないといけません。