下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

マンション管理士 過去問解説 平成25年 問20

【問 20】 建築基準法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1 準防火地域内にある共同住宅に高さ4mの看板を設ける場合には、その主要な部分を不燃材料で造り、又はおおわなければならない。

2 法改正により削除

3 防火地域内にある共同住宅で、外壁が耐火構造のものについては、その外壁を隣地境界線に接して設けることができる。

4 防火地域及び準防火地域にわたる共同住宅が、防火地域外において防火壁で区画されている場合においては、その防火壁外の部分については、準防火地域内の建築物に関する規定を適用する。

【解答及び解説】

【問 20】 正解 1

1 誤り。「防火地域」内にある看板等で、高さ3メートルを超えるものは、その主要な部分を不燃材料で造り、又はおおわなければならないが、準防火地域ではそのような規制はない。
*建築基準法64条

2 法改正により削除

3 正しい。防火地域又は準防火地域内にある建築物で、外壁が耐火構造のものについては、その外壁を隣地境界線に接して設けることができる。
*建築基準法63条

4 正しい。建築物が防火地域及び準防火地域にわたる場合においては、原則として、その全部について防火地域内の建築物に関する規定が適用されるが、建築物が防火地域外において防火壁で区画されている場合においては、その防火壁外の部分については、準防火地域内の建築物に関する規定が適用される。
*建築基準法65条2項


【解法のポイント】この問題も、基本的なものです。