下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

マンション管理士 過去問解説 平成24年 問35

【問 35】 甲マンション管理組合の組合員で、管理費を現金で納めることを常としているAは、平成23年10月分の管理費27,000円のうち20,000円を支払い、7,000円は未納となっていた。11月分の27,000円も全額が未納であったが、12月にまとめて100,000円を支払った。平成23年12月に甲が行う仕分けとして適切なものは次のうちどれか。ただし、会計処理は発生主義の原則によるものとし、会計年度は平成23年4月1日から平成24年3月31日までとする。また、平成23年11月までは正しい会計処理が行われているものとする。



【解答及び解説】

【問 35】 正解 3

まず、10月段階の仕訳としては、20,000円を支払い、7,000円は未納となっているわけであるから、以下のようになる。
現金預金 20,000/管理費 27,000
未収金  7,000
次に、11月段階の仕訳としては、管理費は全額未納であるから、以下のようになる。
未収金 27,000/管理費 27,000
そして、12月に行う仕訳は、100,000円の入金があり、今までの未納額と、12月分の管理費より多い金額であるから、その多い部分は前受金となるので、以下のようになる。
現金預金 10,000/未収金 34,000
        /管理費 27,000
        /前受金 39,000
以上より、正解は肢3となる。