マンション管理士 過去問解説 平成23年 問48

【問　48】　管理業務主任者に関する次の記述のうち、マンション管理適正化法の規定によれば、誤っているものはどれか。

１　管理業務主任者とは、マンション管理適正化法第60条第１項に規定する管理業務主任者証の交付を受けた者をいう。

２　管理業務主任者は、転職によりその業務に従事していたマンション管理業者に変更があったときは、遅滞なく、その旨を国土交通大臣に届け出なければならない。

３　管理業務主任者は、国土交通大臣より事務の禁止処分を受けたときは、速やかに、管理業務主任者証を国土交通大臣に提出しなければならない。

４　管理業務主任者は、５年ごとに、国土交通大臣の登録を受けた者が国土交通省令で定めるところにより行う講習を受けなければならない。

【問　48】　正解　４

１　正しい。管理業務主任者とは、マンション管理適正化法第60条第１項に規定する管理業務主任者証の交付を受けた者をいう。

２　正しい。管理業務主任者の登録を受けた者は、登録を受けた事項に変更があったときは、遅滞なく、その旨を国土交通大臣に届け出なければならない。そして、「マンション管理業者の業務に従事する者にあっては、当該マンション管理業者の商号又は名称及び登録番号」というのは、登録事項に該当する。

３　正しい。管理業務主任者は、事務禁止の処分を受けたときは、速やかに、管理業務主任者証を国土交通大臣に提出しなければならない。

４　誤り。管理業務主任者証の有効期間は５年であるが、この有効期間の更新を受けようとする者については、国土交通省令で定めるところにより行う講習を受けなければならないが、これは管理業務主任者証の交付を受けようとする者についてのみであり、管理業務主任者について、一般的に５年ごとの講習が義務付けられているわけではない。