下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

マンション管理士 過去問解説 平成23年 問40

【問 40】 マンションにおける夏の節電対策に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。

1 照明のこまめな消灯や間引きにより照度を下げることは節電につながるが、エアコンの電源の頻繁なオンオフは消費電力の増加になるので注意が必要である。

2 明るさがほぼ同じ白熱電球、電球形蛍光ランプ及びLED電球について、白熱電球を電球形蛍光ランプに交換することは、電球形蛍光ランプをLED電球に交換することより節電効果が小さい。

3 熱伝導抵抗の大きい断熱材や建具等により、住宅の断熱性能を高め熱の出入りを減少させることは、節電に有効である。

4 ベランダにゴーヤ等の植物を植えたり、カーテンや障子を閉めて、日射による熱負荷を減少させることは、節電に有効である。

【解答及び解説】

【問 40】 正解 2

1 適切。照明のこまめな消灯や間引きにより照度を下げることは節電につながるが、エアコンは、立ち上げのときに多くの電気を消費するので、エアコンの電源の頻繁なオンオフは消費電力の増加になることもある。

2 不適切。白熱電球、電球形蛍光ランプ及びLED電球の消費電力については、60Wの電球で、白熱電球=54W、電球形蛍光ランプ=12、LED電球=7.5Wとなるので、白熱電球を電球形蛍光ランプに交換すると42W相当の節電、電球形蛍光ランプをLED電球に交換すると4.5W相当の節電になるので、白熱電球を電球形蛍光ランプに交換する方が、電球形蛍光ランプをLED電球に交換することより節電効果が大きい。

3 適切。熱伝導抵抗の大きい断熱材や建具等により、住宅の断熱性能を高め熱の出入りを減少させることは、冷暖房効果を高めるので、節電に有効である。

4 適切。ベランダにゴーヤ等の植物を植えたり、カーテンや障子を閉めて、日射による熱負荷を減少させることは、節電に有効である。