下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

マンション管理士 過去問解説 平成23年 問23

【問 23】 地階のない4階建てのマンションにおける消防法第17条第1項に規定する消防用設備等の設置の義務に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

1 延べ面積が500㎡以上のものには、自動火災報知設備を設置しなければならない。

2 延べ面積が1,000㎡以上のものには、連結送水管を設置しなければならない。

3 延べ面積が1,500㎡以上のものには、屋外消火栓設備を設置しなければならない。

4 延べ面積が2,000㎡以上のものには、排煙設備を設置しなければならない。

【解答及び解説】

【問 23】 正解 1

1 正しい。共同住宅については、延べ面積が500㎡以上のものには、自動火災報知設備を設置しなければならない。
*消防法施行令21条4号

2 誤り。共同住宅については、地階を除く階数が7以上のもの、又は地階を除く階数が5以上で、延べ面積が6,000㎡以上のものについて連結送水管を設置しなければならない。
*消防法施行令29条1項1号・2号

3 誤り。屋外消火栓設備は、共同住宅においては、床面積が、耐火建築物にあっては9,000㎡以上、準耐火建築物にあっては6,000㎡以上、その他の建築物にあっては3,000㎡以上のものについて設置するものとされている。
*消防法施行令19条1項

4 誤り。共同住宅においては、その延べ面積のいかんを問わず、排煙設備の設置は義務付けられていない。
*消防法施行令28条1項