下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。
マンション管理士 過去問解説 平成23年 問22
【問 22】 簡易専用水道に関する次の記述のうち、水道法の規定によれば、誤っているものはどれか。
1 簡易専用水道の貯水槽は定期的に掃除を行う必要があり、その間隔は1年以内であれば短くてもかまわない。
2 簡易専用水道の水の色や臭いに異常を認めた時は、水質基準に関する省令の表に掲げる51の水質基準項目のうち、必要なものについて検査を行う必要がある。
3 簡易専用水道の管理についての検査は、設置者の義務ではあるが、当該義務に違反した場合の罰則はない。
4 簡易専用水道の検査の登録を受けた検査機関は、検査を行うことを求められた場合は、正当な理由がある場合を除き、遅滞なく、検査を行わなければならない。
【解答及び解説】
【問 22】 正解 3
1 正しい。簡易専用水道の設置者は、水槽の掃除を1年「以内」ごとに1回、定期に、行うことが必要であるとされているので、その間隔は1年以内であれば短くてもかまわない。
*水道法施行規則55条1号
2 正しい。簡易専用水道の設置者は、給水栓における水の色、濁り、臭い、味その他の状態により供給する水に異常を認めたときは、水質基準に関する省令の表の上欄に掲げる事項のうち必要なものについて検査を行うことが必要である。
*水道法施行規則55条3号
3 誤り。簡易専用水道の管理についての検査についての規定に違反した者は、100万円以下の罰金に処せられる。
*水道法54条8号
4 正しい。簡易専用水道の検査の登録を受けた者は、簡易専用水道の管理の検査を行うことを求められたときは、正当な理由がある場合を除き、遅滞なく、簡易専用水道の管理の検査を行わなければならない。
*水道法34条の3