下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

マンション管理士 過去問解説 平成22年 問44

【問 44】 マンションの設備計画に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。

1 自然冷媒ヒートポンプ式給湯機は、エネルギー消費効率が高く貯湯タンクも必要としないので、省スペースが図れる。

2 浴室等で使用する第三種換気方式は、必要換気量を確保するため、換気扇の運転時に十分に給気を確保できるように給気口を設置する必要がある。

3 特殊継手排水システムは、複数の排水横枝管からの排水を一つの継手に合流させて排水させる機能があり、排水立て管の数を減らすことができる。

4 高置水槽方式の給水方式では、一般的に、高置水槽の有効容量は、1日の使用水量の1/10程度を目安に計画する。

【解答及び解説】

【問 44】 正解 1

1 不適切。自然冷媒ヒートポンプ式給湯機(エコキュート)は、エネルギー消費効率は高いが、貯湯タンクは必要とするので、省スペースにはならない。

2 適切。浴室等で使用する第三種換気方式は、排気のみ機械によるもので、必要換気量を確保するため、換気扇の運転時に十分に給気を確保できるように給気口を設置する必要がある。

3 適切。特殊継手排水システムは、排水が螺旋状に立て管を流れるよう作られているので、配管の中心に空気の通り道(通気)を確保でき、通気立管が不要となるため、排水立て管の数を減らすことができる。

4 適切。高置水槽方式の高置水槽の有効容量は、1日の使用水量の1/10程度を目安に計画する。