マンション管理士 過去問解説 平成22年 問4

【問　4】　規約で、その割合を定めることができないものは、区分所有法及び民法の規定によれば、次のうちどれか。

１　共用部分の持分割合

２　敷地の持分割合

３　共用部分の負担割合

４　各区分所有者の議決権割合

【問　4】　正解　２

１　定めることができる。共用部分の持分は、その有する専有部分の床面積の割合によるが、規約で別段の定めをすることを妨げない。

２　定めることができない。敷地の持分割合について、規約で定めることができる旨の規定はない。敷地の持分割合は、基本的に分譲契約により定まる。

３　定めることができる。各共有者は、「規約に別段の定めがない限り」その持分に応じて、共用部分の負担に任じ、共用部分から生ずる利益を収取する。したがって、規約で別段の定めをすることができる。

４　定めることができる。各区分所有者の議決権は、規約に別段の定めがない限り、共用部分の持分割合による。したがって、規約で別段の定めをすることができる。