下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

マンション管理士 過去問解説 平成21年 問49

【問 49】 管理組合(管理者甲)がマンション管理業者と管理委託契約を締結しようとする場合におけるA又はBについて、マンション管理業者が管理業務主任者をして重要事項の説明をさせなければならない相手方(ア~ウ)に係る次の組合せのうち、マンション管理適正化法の規定によれば、正しいものはどれか。ただし、管理者甲は、区分所有者でないものとする。

A 従前の管理委託契約と同一条件で管理委託契約を更新しようとするとき
B マンション管理業者を変更して管理委託契約を締結しようとするとき

ア 区分所有者全員
イ 甲
ウ 区分所有者全員及び甲

1 Aとア
2 Bとイ
3 Aとウ
4 Bとウ

【解答及び解説】

【問 49】 正解 4

「A 従前の管理委託契約と同一条件で管理委託契約を更新しようとするとき」は、マンション管理業者は、当該「管理者等」に対し、管理業務主任者をして、重要事項について説明をさせなければならない。したがって、「Aとイ」が結びつく。
次に、「B マンション管理業者を変更して管理委託契約を締結しようとするとき」は、新規の契約と同様であるから、マンション管理業者は、説明会を開催し、区分所有者等及び当該管理組合の管理者等に対し、管理業務主任者をして重要事項について説明をさせなければならない。したがって、「Bとウ」が結びつく。
以上より、正解は肢4の「Bとウ」である。

*マンション管理適正化法72条