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マンション管理士 過去問解説 平成21年 問28

【問 28】 区分所有者Aが、その専有部分を第三者Bに貸与しようとする場合に関する次の記述のうち、標準管理規約の規定によれば、適切でないものはどれか。

1 Aは、Bに管理規約及び使用細則に定める事項を遵守する旨の誓約書を管理組合に提出させなければならない。

2 Aは、Bとの契約において、管理規約及び使用細則に定める事項を遵守する旨の条項を定めなければならない。

3 Aは、管理組合と駐車場使用契約を締結しAが使用している駐車場を、引き続きBに使用させることができる。

4 Aは、Bの同居人が共同生活の秩序を乱す行為を行ったときは、その是正等のために必要な措置を講じなければならない。

【解答及び解説】

【問 28】 正解 3

1 適切。区分所有者は、その専有部分を第三者に貸与する場合には、契約の相手方にこの規約及び使用細則に定める事項を遵守する旨の誓約書を管理組合に提出させなければならない。
*標準管理規約19条2項

2 適切。区分所有者は、その貸与に係る契約にこの規約及び使用細則に定める事項を遵守する旨の条項を定めなければならない。
*標準管理規約19条2項

3 不適切。区分所有者がその所有する専有部分を、他の区分所有者又は第三者に譲渡又は貸与したときは、その区分所有者の駐車場使用契約は効力を失う。
*標準管理規約15条3項

4 適切。専有部分の貸与を受けた者の同居人が、対象物件内における共同生活の秩序を乱す行為を行ったときは、区分所有者は、その是正等のため必要な措置を講じなければならない。
*標準管理規約67条2項