下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

マンション管理士 過去問解説 平成21年 問24

【問 24】 マンションにおける防犯に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。

1 網入り板ガラスは、火災の延焼防止を目的に使用される金網入りガラスであり、防犯性能は、フロート板ガラスと同様期待できない。

2 共用玄関扉は、扉の内外を相互に見通せる構造にするとともに、オートロックシステムを導入することが望ましい。

3 共用メールコーナーの照明設備は、床面においておおむね20ルクス以上の平均水平面照度を確保することが望ましい。

4 共用玄関ホールは、床面においておおむね50ルクス以上の平均水平面照度を確保することが望ましい。

【解答及び解説】

【問 24】 正解 3

1 適切。網入り板ガラスは、火災の延焼防止を目的に使用される金網入りガラスであるが、防犯を目的とするものではなく、防犯性能は、フロート板ガラスと同様期待できない。

2 適切。共用玄関には、玄関扉を設置することが望ましい。また、玄関扉を設置する場合には、扉の内外を相互に見通せる構造とするとともに、オートロックシステムを導入することが望ましい。
*防犯に配慮した共同住宅に係る設計指針

3 不適切。共用メールコーナーの照明設備は、床面において概ね「50」ルクス以上の平均水平面照度を確保することができるものとされている。
*防犯に配慮した共同住宅に係る設計指針

4 適切。共用玄関の照明設備は、その内側の床面において概ね50ルクス以上の平均水平面照度をそれぞれ確保することができるものとされている。
*防犯に配慮した共同住宅に係る設計指針