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マンション管理士 過去問解説 平成20年 問44

【問 44】 マンションの設備に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。

1 通気立て管方式の排水・通気設備では、下層階で生じた負圧を通気立て管により緩和する。

2 室内外の温度差による自然換気の換気量は、温度差の平方根及び開口部の面積に比例する。

3 閉鎖型予作動式スプリンクラーヘッドのスプリンクラー設備は、火災感知器等の作動とスプリンクラーヘッドの作動により放水を開始する。

4 ガス設備のマイコンメーターは、計量器としての機能のほか、ガスが異常に多量又は長時間流れたり、震度5弱程度以上の大きな地震があると、自動的にガスを遮断し、警報を表示する機能がある。

【解答及び解説】

【問 44】 正解 1

1 不適切。通気立て管方式の排水・通気設備では、下層階で生じた「正圧」を通気立て管により緩和する。

2 適切。自然換気とは,自然に発生する1.温度差による換気と、2.外気圧による換気があるが、温度差による自然換気の換気量は、開口部の面積のほか、給気口と排気口の高さの差の平方根と、内外の温度差の平方根に比例する。

3 適切。閉鎖型予作動式スプリンクラーヘッドのスプリンクラー設備は、火災感知器等の作動によりスプリンクラー配管中に圧力水を送り、スプリンクラーヘッドの作動により放水を開始するものである。

4 適切。ガス設備のマイコンメーターは、計量器としての機能のほか、「遮断機能」と「警報機能」があり、ガスが異常に多量又は長時間流れたり、震度5弱程度以上の大きな地震があると、自動的にガスを遮断し、警報を表示する。