下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。
      マンション管理士 過去問解説 平成20年 問42
【問 42】 マンションの防犯に配慮した改修計画・設計に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
        1 改修に当たっては、監視性の確保、領域性の強化、接近の制御及び被害対象の強化・回避の4つの基本原則を踏まえたうえで改修計画を検討する。
        2 自転車置場やオートバイ置場は、道路、共用玄関又は居室の窓等からの見通しが確保されたものとすることが望ましい。
        3 エレベーターのかご内の照明設備は、床面においておおむね20ルクス以上の平均水平面照度を確保することが望ましい。
        4 ゴミ置場は、他の部分と塀、施錠可能な扉等で区画されたものとするとともに、照明設備を設置したものとすることが望ましい。
【解答及び解説】
        
      【問 42】 正解 3
        1 適切。住宅の周辺地域の状況、入居者属性、管理体制、時間帯による状況の変化等に応じて、監視性の確保、領域性の強化、接近の制御、被害対象の強化・回避の4つの基本原則から住宅の防犯性の向上のあり方を検討し、企画・計画・設計を行う必要がある。
        *防犯に配慮した共同住宅に係る設計指針 第2-2
        2 適切。自転車置場・オートバイ置場は、道路等、共用玄関又は居室の窓等からの見通しが確保された位置に配置する必要がある。
        *防犯に配慮した共同住宅に係る設計指針 第3-2(7)
        3 不適切。エレベーターのかご内の照明設備は、床面において概ね「50」ルクス以上の平均水平面照度を確保することができるものとされている。
        *防犯に配慮した共同住宅に係る設計指針 第3-2(5)
        4 適切。ゴミ置場は、他の部分と塀、施錠可能な扉等で区画されたものとするとともに、照明設備を設置したものとすることが望ましい。
        *防犯に配慮した共同住宅に係る設計指針 第3-2(12)イ
