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マンション管理士 過去問解説 平成20年 問39
【問 39】 マンションの環境等に配慮した改修工事に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 屋上を緑化し、冷房負荷を軽減するため、既設の露出防水の全面に保護コンクリートを打設し、その上に埴土(しょくど)を敷いて芝生を植えた。
2 室内の結露と熱損失を軽減するため、外装材と断熱材が一体化した断熱複合パネルを、外壁の外側に密着するように取り付けた。
3 雨水を地中に還元し、下水への排水量を軽減するため、歩道、車路及び駐車場を透水性アスファルト舗装にした。
4 夏期の日射熱による冷房負荷を軽減するため、窓のサッシをかぶせ工法により取り換え、遮熱断熱複層ガラスをはめ込んだ。
【解答及び解説】
【問 39】 正解 1
1 不適切。屋上緑化の際に、防水対策として、既設の露出防水の全面に保護コンクリートを打設するだけでは不十分で、耐根対策として、耐根シートを敷くなどの対策が必要である。
2 適切。外装材と断熱材が一体化した断熱複合パネルを、外壁の「外側」に密着するように取り付けることは、室内の結露と熱損失を軽減するために効果的である。
3 適切。歩道、車路及び駐車場を透水性アスファルト舗装にすれば、雨水は地中に浸透することになるので、下水への排水量を軽減するのに役立つ。
4 適切。窓のサッシをかぶせ工法(既存サッシを利用する方法)により取り換え、遮熱断熱複層ガラスをはめ込むことは、夏期の日射熱による冷房負荷を軽減するために役立つ。