下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

マンション管理士 過去問解説 平成20年 問23

【問 23】 貯水槽水道に関する次の記述のうち、水道法の規定によれば、誤っているものはどれか。

1 貯水槽水道のうち、水槽の有効容量の合計が10?を超えるものは、簡易専用水道に該当する。

2 水道事業者は、供給規程に基づき、貯水槽水道の設置者に対して指導、助言及び勧告をすることができる。

3 自家用の井戸のみを水源としている場合には、貯水槽水道に該当する。

4 水道事業者は、供給規程において、貯水槽水道の設置者の責任に関する事項として、必要に応じて、貯水槽水道の管理責任及び管理の基準を定めなければならない。

【解答及び解説】

【問 23】 正解 3

1 正しい。貯水槽水道とは、水道事業の用に供する水道及び専用水道以外の水道であって、水道事業の用に供する水道から供給を受ける水のみを水源とするものをいうが、そのうち水槽の有効容量の合計が10?を超えるものは、簡易専用水道に該当する。
*水道法14条2項5号、同法施行令2条

2 正しい。水道事業者が定めなければならない供給規程には「貯水槽水道の設置者に対する指導、助言及び勧告」に関する事項が必要であるとされ、これに基づいて水道事業者は、貯水槽水道の設置者に対して指導、助言及び勧告をすることができる。
*水道法施行規則12条の4第1号イ

3 誤り。貯水槽水道は、水道事業の用に供する水道及び専用水道以外の水道であって、「水道事業の用に供する水道から供給を受ける水のみを水源」とするものとされているので、自家用の井戸のみを水源としている場合には、貯水槽水道に該当しない。
*水道法14条2項5号

4 正しい。水道事業者が定めなければならない供給規程には、貯水槽水道の設置者の責任に関する事項として「貯水槽水道の管理責任及び管理の基準」に関する事項が必要であるとされる。
*水道法施行規則12条の4第2号イ