下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。
マンション管理士 過去問解説 平成19年 問44
【問 44】 消防法に基づくマンションの消防用設備等に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 消火器で対応する火災の種類には、普通火災、油火災及び電気火災があるが、消火器には、いずれの種類の火災にも有効なものがある。
2 屋内消火栓設備は、居住者による初期消火に使用されるものであり、2号消火栓は1人でも操作することができる。
3 連結送水管は、送水口、配管、放水口等から構成され、消防ポンプ自動車から送水口に送水し、消防隊が放水口に放水用器具を接続して消火活動を行うものである。
4 消防用設備等は、消防設備士等の資格者により、6カ月に1回の機器点検及び1年に1回の総合点検を行い、その都度、消防長又は消防署長に報告しなければならない。
【解答及び解説】
【問 44】 正解 4
1 適切。消火器には、ABC粉末消火器という、普通火災(A火災用)、油火災(B火災用)及び電気火災(C火災用)という火災の種類に応じたものがある。
2 適切。屋内消火栓設備は、1号消火栓と2号消火栓があり、居住者による初期消火に使用され、2号消火栓は1人でも操作することができる。
3 適切。連結送水管は、専ら消防隊の消火活動上のための施設であり、問題文の通り、送水口、配管、放水口等から構成され、消防ポンプ自動車から送水口に送水し、消防隊が放水口に放水用器具を接続して消火活動を行う。
4 不適切。消防用設備等は、消防設備士等の資格者により、6カ月に1回の機器点検及び1年に1回の総合点検を行う必要があるが、消防長又は消防署長に報告しなければならないのは、特定防火対象物は1年に1回、非特定防火対象物は3年に1回である。