下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

マンション管理士 過去問解説 平成19年 問43

【問 43】 マンションの設備に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。

1 地上デジタルテレビ放送を受信するため、UHF対応のアンテナを新設した。

2 土中に埋設されていたガス管が腐食したため、白ガス管(亜鉛めっき鋼管)に交換して再び埋設した。

3 地震時のエレベーター内への閉じ込めの防止策の一つとして、初期微動(P波)感知型地震時管制運転装置を設置した。

4 省エネルギーのため、外気に開放された共用廊下、階段等の照明器具に、人感センサー及び照度センサーを組み合せた制御装置を取り付けた。

【解答及び解説】

【問 43】 正解 2

1 適切。現在のアナログ・テレビ放送は、VHF帯域で送られているが、地上デジタルテレビ放送は、UHF帯域で送られるために、場合によっては、UHF対応のアンテナを新設する必要がある。

2 不適切。白ガス管は、旧式のガス管で一定期間経過すると、腐食によりガス漏れが起こる危険があるので、新規使用は禁止されている。

3 適切。初期微動(P波)感知型地震時管制運転装置は、強い揺れが来る前の初期微動の段階で最寄り階に退避させることができる装置で、地震時のエレベーター内への閉じ込めの防止策の一つとして適切である。

4 適切。「人感センサー」は、夜間に弱く点灯させていたものが、人を感知すると強く点灯する仕組みで、「照度センサー」は、光に反応し、日中は電灯を消灯し、日没になると電灯を点灯する仕組みであるが、これらはタイマー式のようなものより、省エネルギーになる。