下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

マンション管理士 過去問解説 平成19年 問42

【問 42】 エネルギーの使用の合理化に関する法律に基づく「住宅に係るエネルギーの使用の合埋化に関する建築主等及び特定建築物の所有者の判断の基準」において、特定建築物の所有者(所有者と管理者が異なる場合においては、管理者。)が配慮する必要がある事項に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。

1 外壁、屋根、床、窓及び開口部の清掃、補修等により、これらの断熱性の維持保全をすること。

2 受変電設備の制御システムの点検等により、採用した制御システムのエネルギーの利用効率を維持すること。

3 空気調和設備の熱源システムの点検等により、採用した熱源システムのエネルギーの利用効率を維持すること。

4 昇降機の駆動装置の点検等により、採用した駆動装置のエネルギーの利用効率を維持すること。

【解答及び解説】

【問 42】 正解 2

1 適切。特定建築物の所有者は、外壁、屋根、床、窓及び開口部の清掃、補修等により、これらの断熱性の維持保全をすることが必要である。
*建築物に係るエネルギーの使用の合理化に関する建築主等及び特定建築物の所有者の判断の基準

2 不適切。特定建築物の所有者は、一定の事項に配慮し、空気調和設備に係るエネルギーの効率的利用を図ることが必要であるが、配慮すべき事項に「受変電設備の制御システムの点検」というのは、含まれていない。
*建築物に係るエネルギーの使用の合理化に関する建築主等及び特定建築物の所有者の判断の基準

3 適切。特定建築物の所有者は、熱源システムの点検等により、採用した熱源システムのエネルギーの利用効率を維持し、空気調和設備に係るエネルギーの効率的利用を図ることが必要である。
*建築物に係るエネルギーの使用の合理化に関する建築主等及び特定建築物の所有者の判断の基準

4 適切。特定建築物の所有者は、駆動装置の点検等により、採用した駆動方式のエネルギーの利用効率を維持し、昇降機に係るエネルギーの効率的利用を図ることが必要である。
*建築物に係るエネルギーの使用の合理化に関する建築主等及び特定建築物の所有者の判断の基準