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マンション管理士 過去問解説 平成19年 問41
【問 41】 マンションの大規模の修繕の工事を行う場合の石綿対策に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 平成18年9月1日以降、石綿及び石綿をその重量の0.1%を超えて含有する建築材料の製造等は禁止されている。
2 既存建築物に使用されている石綿の種類は、一般的にクリソタイル、アモサイト、クロシドライトである。
3 大規模の修繕の工事部分において、吹付け石綿が使用されているときは、当該吹付け石綿について、可能な限り除去し、除去が困難な部分は封じ込め又は囲い込みの措置を行わなければならない。
4 大規模の修繕の工事部分以外の部分において、吹付け石綿が使用されているときは、当該吹付け石綿について、除去又は封じ込め若しくは囲い込みの措置を行わなければならない。
【解答及び解説】
【問 41】 正解 3
1 適切。石綿は中皮腫などの原因となるので、平成18年9月1日以降、石綿及び石綿をその重量の0.1%を超えて含有する建築材料の製造等は禁止されている。
2 適切。既存建築物に使用されている石綿の種類は、一般的にクリソタイル(白石綿)、アモサイト(茶石綿)、クロシドライト(青石綿)である。
3 不適切。大規模の修繕の「工事部分」において、吹付け石綿が使用されているときは、当該吹付け石綿については除去する必要があり、「可能な限り」除去するだけでは不十分である。
4 適切。大規模の修繕の工事部分「以外」の部分において、吹付け石綿が使用されているときは、当該吹付け石綿を除かなければならず、除去又は封じ込め若しくは囲い込みの措置を行わなければならない。