下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。
マンション管理士 過去問解説 平成19年 問39
【問 39】 マンションの大規模修繕工事に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 工事中の煙や臭いの発生を少なくするため、溶融温度が低いタイプの防水工事用アスファルトを用いた。
2 工事による騒音が、室内において40dB程度になると、不快感を訴える人が多くなる。
3 新築後12年目に行う外壁塗装工事においては、既存の塗膜の全面除去を行わないことが多い。
4 窓のアルミサッシの交換工事において、工期を短縮するためにかぶせ工法を採用した。
【解答及び解説】
【問 39】 正解 2
1 適切。溶融温度が低いタイプの防水工事用アスファルトを用いれば、工事中の煙や臭いの発生を少なくすることができるので適切である。
2 不適切。40dB程度の騒音は、集合住宅の居間や寝室の標準的騒音レベルといわれるので、工事による騒音が、室内において40dB程度になっても、不快感を訴える人が多くない。
3 適切。新築後12年目に行う外壁塗装工事においては、既存の塗膜の全面除去を行わず、既存の塗膜を下地として利用することが多い。
4 適切。窓のアルミサッシの交換工事は、既存のサッシの枠を除去し取り替える撤去工法と、既存サッシを利用して、その上に新しいサッシをかぶせるかぶせ工法があるが、かぶせ工法の方が工期を短縮することができる。