下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

マンション管理士 過去問解説 平成19年 問24

【問 24】 高さ31mを超えるマンション(以下この問いにおいて「高層マンション」という。)における防炎対象物品の防炎性能に関する次の記述のうち、消防法の規定によれば、誤っているものはどれか。

1 高層マンションで使用するカーテン等は、一定基準以上の防炎性能を有するものでなければならない。

2 寝具は、高層マンションで使用する防炎性能が必要な対象物品の一つである。

3 使用する防炎対象物品は、一定基準以上の防炎性能を有するものである旨の表示を附することができる。

4 高層マンションの関係者は、防炎性能を有していないカーテン等を購入し、業者等に委託して一定基準以上の防炎性能を与えるための処理をさせたときは、その旨を明らかにしておかなければならない。

【解答及び解説】

【問 24】 正解 2

1 正しい。高層建築物その他の政令で定める防火対象物において使用する防炎対象物品(どん帳、カーテン、展示用合板その他これらに類する物品で政令で定めるものをいう。)は、政令で定める基準以上の防炎性能を有するものでなければならない。
*消防法8条の3第1項

2 誤り。高層マンションで使用する防炎性能が必要な対象物品は、カーテン、布製のブラインド、暗幕、じゅうたん等(じゅうたん、毛せんその他の床敷物で総務省令で定めるものをいう。)、展示用の合板、どん帳その他舞台において使用する幕及び舞台において使用する大道具用の合板並びに工事用シートとされており、寝具は入っていない。
*消防法施行令4条の3第3項

3 正しい。防炎対象物品又はその材料で一定基準以上の防炎性能を有するものには、防炎性能を有するものである旨の表示を附することができる。
*消防法8条の3第2項

4 正しい。防火対象物の関係者は、当該防火対象物において使用する防炎対象物品について、当該防炎対象物品若しくはその材料に防炎性能を与えるための処理をさせたときは、その旨を明らかにしておかなければならない。
*消防法8条の3第5項