下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

マンション管理士 過去問解説 平成18年 問45

【問 45】 省エネルギー対応の設備機器に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。

1 自然冷媒ヒートポンプ式の給湯器は、大気の熱を吸収した冷媒(二酸化炭素)を圧縮し高熱にして熱源とするため、加熱効率が高い。

2 高周波点灯方式の蛍光灯は、インバータ装置により電流を高周波に変換して点灯させるため、発光効率が高い。

3 熱交換型の換気扇は、排出する室内の空気と屋外から取り入れる空気とを混合させて熱交換するため、冷暖房効率が高い。

4 潜熱回収型のガス給湯器は、高温の排気を使って給水を予熱するため、加熱効率が高い。

【解答及び解説】

【問 45】 正解 3

1 適切。自然冷媒ヒートポンプ式の給湯器(エコキュート)は、大気の熱を吸収した冷媒を圧縮し高熱にして熱源とするため、加熱効率が高い。エコキュートでは、この冷媒に自然界に存在する二酸化炭素を使うので、環境にも良いとされる。

2 適切。高周波点灯方式の蛍光灯は、インバータ装置により電流を高周波に変換して点灯させるため、ちらつきがないだけでなく、発光効率も高い。

3 不適切。熱交換型の換気扇は、空調された空気から一定の熱量を回収しながら換気するもので、冷暖房効率が高い。排出する室内の空気と屋外から取り入れる空気とを混合させて熱交換するわけではない。

4 適切。潜熱回収型のガス給湯器は、排ガスの熱で給水をあらかじめ暖め、予熱された水からお湯を作り出すので、加熱効率が高い。