下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

マンション管理士 過去問解説 平成18年 問42

【問 42】 ア~エに掲げる一般的な床仕上げ材の軽量床衝撃音の低減効果に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。

ア 木質フローリング
イ 畳
ウ ニードルパンチカーペット
エ 発泡塩化ビニールシート

1 イ、エ、ウ、アの順で大きい。
2 イ、ウ、エ、アの順で大きい。
3 ウ、イ、エ、アの順で大きい。
4 ウ、イ、ア、エの順で大きい。

【解答及び解説】

【問 42】 正解 2

軽量床衝撃音は、食器やおもちゃなど比較的軽量な物が床に落下した時や椅子をひきずる時などに下階室で発生する床衝撃音であるが、これを低減するには、床の仕上げ材を柔らかくして、床への衝撃力を緩和すればよいので、イの畳が一番低減効果が大きい。
逆に木質フローリングは一番低減効果は小さい。
ウのニードルパンチカーペットは、不織布を伸ばして重ね合わせ、針で刺して絡み合わせたもので、柔らかい。
エの発泡塩化ビニールシートは、、中間層に発泡塩化ビニールを使って、クッション性を高めたシート状の床材でニードルパンチカーペットほど衝撃力を緩和する効果はない。
以上より、低減効果の最も大きいものから、イの畳→ウのニードルパンチカーペット→エの発泡塩化ビニールシート→アの木質フローリング、の順になり、正解は肢2である。