下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

マンション管理士 過去問解説 平成18年 問41

【問 41】 マンションにおける防犯に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。

1 駐車場の照明設備は、床面においておおむね3ルクス以上の平均水平面照度を確保する。

2 網入りガラスや強化ガラスは、防犯ガラスと同等の防犯性能がある。

3 共用玄関ホールは、床面においておおむね50ルクス以上の平均水平面照度を確保する。

4 エレベーターのかご及び昇降路の出入口の扉は、エレベーターホールからかご内を見通せる構造の窓が設置されたものとする。

【解答及び解説】

【問 41】 正解 2

1 適切。駐車場の照明設備は、極端な明暗が生じないよう配慮しつつ、床面において概ね3ルクス以上の平均水平面照度を確保することができるものとする。
*防犯に配慮した共同住宅に係る設計指針3-2(8)イ

2 不適切。網入りガラスは、金網を挟み込んだガラスであり、火災時の延焼防止の効果はあるが、防犯ガラスと同等の防犯性能があるとはいえない。また、強化ガラスは、割れにくく、万一割れた場合には、ガラス全面が粒状になるもので、安全性はあるが、防犯ガラスと同等の防犯性能があるとはいえない。

3 適切。共用玄関の照明設備は、その内側の床面においては概ね50ルクス以上の平均水平面照度をそれぞれ確保することができるものとする。
*防犯に配慮した共同住宅に係る設計指針3-2(1)エ

4 適切。犯罪防止のためには、原則として防犯窓が必要となり、エレベーターのかご及び昇降路の出入口の扉は、エレベーターホールからかご内を見通せる構造の窓が設置されたものとされている。