下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。
マンション管理士 過去問解説 平成17年 問38
【問 38】 建築後12年目に行う第1回の大規模修繕工事に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。
1 露出アスファルト防水の屋上は、既存防水層を撤去して新たに防水層を施工するのが一般的である。
2 コンクリート直仕上げのバルコニーは、ウレタン塗膜防水を施工するのが一般的である。
3 点食したシルバー仕上げのアルミ面格子は、取り替えるのが一般的である。
4 塗装仕上げの外壁は、既存の塗装を除去して新たに塗装するのが一般的である。
【解答及び解説】
【問 38】 正解 2
1 不適切。露出アスファルト防水の改修工事については、全面撤去方式とかぶせ方式があるが、全面撤去方式は、撤去してから新しい防水工事が完了するまでに雨が降ると、漏水の発生のおそれ等があり、必ずしも一般的とはいえない。
2 適切。コンクリート直仕上げのバルコニーは、速乾性のウレタン塗膜防水を施工するのが一般的である。
3 不適切。シルバー仕上げのアルミ面格子が点食した場合、専用洗浄剤でクリーニングをしたり、クリーニング後塗装する場合もあり、取り替えるのは錆が著しい場合であり、必ずしも取り替えが一般的であるとはいえない。
4 不適切。塗装仕上げの外壁の改修工事として、高圧水洗等により外壁面を洗浄した上で、旧塗膜面が剥離していない場合は、旧塗膜を残すのが一般的である。