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マンション管理士 過去問解説 平成17年 問36
【問 36】 マンションの建築に関する試験とその目的に係る組合せとして適切なものは、次のうちどれか。
1 クロスカット試験……………………塗膜の付着性
2 標準貫入試験…………………………タイルの付着性
3 シュミットハンマー試験……………コンクリートの引張強度
4 スランプ試験…………………………コンクリートの塩分濃度
【解答及び解説】
【問 36】 正解 1
1 適切。クロスカット試験は、塗装の塗膜にカッターにより切れ目を入れ、引き張り試験を行い、塗膜の付着性(密着の強度)を測定する試験である。
2 不適切。標準貫入試験は、タイルの付着性ではなく、地盤の硬性、締まり具合、土層の構成を判定するための基準値(N値)を測る試験である。
3 不適切。シュミットハンマー試験は、コンクリートの引張強度ではなく、圧縮強度を測るための試験である。
4 不適切。スランプ試験は、コンクリートの塩分濃度ではなく、コンクリートが固まる前の柔らかさ(スランプ値)を測るための試験である。