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マンション管理士 過去問解説 平成16年 問49

【問 49】 マンション管理業者が行う重要事項の説明に関する次の記述のうち、マンション管理適正化法の規定に反しないものはどれか。

1 マンション管理業者の登録番号及び登録年月日は説明したが、マンション管理業者の直前1年の各事業年度の財務の内容は説明しなかった。

2 管理事務の一部の再委託に関する事項は説明したが、管理事務の対象となるマンションの部分に関する事項は説明しなかった。

3 管理組合から委託を受けて管理する財産の管理の方法は説明したが、管理事務に要する費用の支払の方法は説明しなかった。

4 免責に関する事項は説明したが、保証契約に関する事項は説明しなかった。

【解答及び解説】

【問 49】 正解 1

1 違反しない。マンション管理業者の商号又は名称、住所、登録番号及び登録年月日等は、重要事項の説明の対象となっているが、「マンション管理業者の直前1年の各事業年度の財務の内容」は説明の対象となっていない。
*マンション管理適正化法施行規則84条

2 違反する。「管理事務の一部の再委託に関する事項」だけでなく、「管理事務の対象となるマンションの部分に関する事項」も重要事項の説明の対象である。
*マンション管理適正化法施行規則84条3号・6号

3 違反する。「管理事務の内容及び実施方法(管理する財産の管理の方法を含む。)」だけでなく、「管理事務に要する費用並びにその支払の時期及び方法」も重要事項の説明の対象である。
*マンション管理適正化法施行規則84条4号・5号

4 違反する。「免責に関する事項」だけでなく、「保証契約に関する事項」も重要事項の説明の対象である。
*マンション管理適正化法施行規則84条7号・8号