マンション管理士 過去問解説 平成15年 問50

【問　50】　マンション管理適正化法第103条に規定する宅地建物取引業者が交付しなければならないマンションの設計に係る図書（以下「設計図書」という｡）に関する次の記述のうち、同法の規定によれば、誤っているものはどれか。

１　自ら売主として新築マンションを分譲した宅地建物取引業者は、その分譲後１年以内に当該マンションの管理組合の管理者等が選任されたときは、速やかに、当該管理者等に対し、設計図書を交付しなければならない。

２　マンションの日影図は、設計図書には含まれない。

３　設計図書は、当該マンションの工事が完了した時点における図書である。

４　マンションの駐車場、公園等の附属施設に係る図書は、設計図書には含まれない。

【問　50】　正解　４

１　正しい。宅地建物取引業者は、自ら売主として人の居住の用に供する独立部分がある建物（新たに建設された建物で人の居住の用に供したことがないものに限る。）を分譲した場合においては、１年以内に管理者等が選任されたときは、速やかに、当該管理者等に対し、当該建物又はその附属施設の設計に関する図書を交付しなければならない。

２　正しい。宅地建物取引業者が交付しなければならない設計図書には、日影図は含まれていない。

３　正しい。宅地建物取引業者が交付しなければならない設計図書は、工事が完了した時点の建物及びその附属施設に係る図書とされている。

４　誤り。宅地建物取引業者が交付しなければならない設計図書は、工事が完了した時点の建物及びその附属施設に係る図書で、附属施設には「駐車場、公園、緑地及び広場並びに電気設備及び機械設備を含む」とされている。